中心で上げて中心で下ろす

毎年この時期に「今年は何ができるようになったか」を考えるようにしています。

今年は「中心で上げて中心で下ろす」をテーマに稽古をしてきました。テーマがあるとそれが基準になり、自然と姿勢や動きが定まっていきます。今は手刀を相手に打ち込む攻撃法としてだけでなく、「自分の中心の力が指先まで伝わる形」と考えており、それを自分の中心で使うようにしています。初めは片手取り、そして両手取、諸手取りで稽古し、最近は横面打ちを始めました。やはり打ち技で稽古するのは難しいですね。でもしっかりとした方向性のある稽古を積んでいくのは本当に楽しく感じます。

その他に「相手との接点と自分の肚を結んだ線を維持する」ことを特に受けで強調して稽古してきました。自身の経験から受けが取れると身体が練れたり、相手の技が学べたりと多くのメリットがあると考えています。また、自分の状態の良し悪しを判断する基準にもなるので、会員にはよく受けを取れるようになって欲しいと思っています。

これらは櫻井師範からいただいたテーマであり、課題です。来年もこれからも、師範のご指導の下、頑張っていく所存です