金曜日の稽古

7月から新設した金曜日クラスは武器の稽古をメインにしています。

体術では技をかける側の「取り」と技をかけられる側の「受け」に分かれて、それぞれが稽古をします。ところがある意味で相手に技がかかることが約束されているため、実際には技がかかっていなくても受けを取ることもしばしば見られます。その一方で武器の稽古では結果が明確になります。

身体の使い方が悪ければ剣や杖の軌道が乱れます。

不適切な間合いではねらった所に当てられません

握る力が強いと身体の力を使い切ることが出来ません

こうした出来ている/出来ていない、結果がハッキリとした形で突き付けられるため、体術よりも自身の稽古が進めやすいと考えています。また、体術に比べて初心者と有段者の経験値の差が少ないことで指導もしやすいです。

武器技を身につけるには相応の稽古料が必要なため、まるまる1クラスを武器の稽古に充てることとしました。一か月が過ぎ、間合の調整や身体の使い方の面で少しずつ体術でも成果が出てきているように感じます。今後も楽しみです